Tiny garden

神話を学園物風にしたお話。元ネタを省いて考えると根本的解決ではないなという気がしますが、元ネタを踏まえればコミカルなお話とも読めます。

話に深くかかわらないキャラも含めて次々キャラ紹介をしていく作風。読点少なめ、カタカナ多め、「分かった」「わかった」両方の記載あり。

祭歌さん ×（藤原湾さん）
地の文にあんまり読点を打たない作風から。女の子のキャラクター設定も似ているような気がしました。

確かにこれはヒロイック！　あゆりちゃんの武勇伝かっこいいです。それを肯定してくれる存在がいるのは幸せなことだろうなあと思います。

台詞回しに古風さとネット風味が混在している。ファッション用語の使い方は重要なヒントになりそう。「溜息」「日射し」「良い方で」「訊いた」「身体」。「できない／出来ない」双方の表記あり。

紺山ゆたかさん　×（祭歌さん）
漢字のひらきがいくつか一致したこと。女の子同士の心の交流をテーマにいくつか作品を書かれていること、心理描写に重きを置く作風などからこの方だと思いました。

すごく味わい深い、心に染みるいいお話でした…。出会い自体はささやかなものでしたけど、そのささやかなきっかけが誰かの人生を変えることもあるんですね。朝から素晴らしいお話を読ませていただきました！

「若いのに頭髪が後退しつつある」キャラを主人公に据えられる作風の方。「溜め息まじり」「例え」「ふいに」「お陰で」など。

藤原湾さん　×（神儺さん）
しんみりするちょっといい話、と言えばこの方だという思い込みから…。最終段落の余韻も過去作と似ているように思えました。特徴が一致しないところもあるので自信はありません。

真っ先に浮かんだ感想が「えっ安い！」でした。そんなもんで買えちゃうんだ…。事件自体は王道と言うか、驚きはありませんでしたけど、口述に滲む狂気っぷりは好きです。

女性のてよだわ口調。「ポケットチーフ」など単語にもちょっと古めかしい和製ミステリの匂いあり。「こわい」「なにか」「わかった」「かわいかった」などひらく方。

織人文さん　×（蝶々さん）
サイト作品の女性の口調、及び台詞内の読点の位置から。長台詞の際のリズムが似ていたんです。

星宿庁ってファンタジーかと思いきや実在した名称なんですね。国巫とかもそうですけど。主人公がただただかわいそうなお話でしたが、この崖っぷち感はよかったです。

これはつまりこの単語でぐぐると出てくるドラマのファンの方を探せというサービス問題…？　「かすかに」「おっくう」「さるぐつわ」「ねぼけまなこ」など画数の多い字はひらく傾向あり。