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覆面作家企画7 Bブロック感想+推理メモ

こちらは「覆面作家企画7」Bブロックの感想と推理メモになります。
ネタバレにはそれほど配慮していません。推理もそのまま載せておりますのでご注意ください。
(追記:02/29 正解発表されました。正解率は5/11でした)
感想と推理 

B01 君は光

感想
彼女は主人公に光をくれたけど…という胸が痛くなるお話でした。主人公が作る光がいつか彼女に届くといいのですが…。主人公の特徴、途中までわからなかったけど読み返すと序盤から書いてありますね。気づかなかったです。
メモ
「どきっとした」「ドキッとした」の二つの表記があるけどどっちが素の表記なんだろう。「わかった」「わきまえる」はひらいてる。擬音はカタカナ。あの変換はヒントかもしれない。
推理
彩真 創さん ×(小高まあなさん)
「ため息」、地の文で心理描写の際に「……」を使用されている、B04と共通点が多かったので迷ったのですが、テンプレ拝読するにフェイクあまりなさそうなので、心理描写多めの作風から判断してこちらにしました。

B02 百八代魔王と勇者の関係性

感想
魔族の人口は「魔口」なところがすっごくつぼでした。いい話だなあと思っていたら、ラストに語られる顛末はちょっと物寂しかったり。このレポートが活かされてまた平和がやってくるといいですね。
メモ
勘なんですけど、文章に結構フェイク入れられてるんじゃないかと思いました。「できる」はひらく方。
推理
恵陽さん ○
すみません自信ないです…。でも漢字のひらき方似てるのと、普段地の文じゃなくて台詞で設定を見せる作風の方なので、フェイクを入れたんじゃないかと思った次第。B10と共通点多くて迷いました。

B03 あたしは太陽

感想
大変にやにやさせていただきました! 女の子同士のこういう微妙な危うい感情とか成長期のあれこれとか本当大好きでして! こういうの拝読すると推理そっちのけで可愛いしか言えなくなるのですが、とにもかくにも可愛いです。このふたり、もっと読みたい!
メモ
ひらがな多め、体言止め多め。「付きあってる」って変換は珍しい気がするんですがどうでしょう。
>あたしが髪を切った理由も制服のスカートを折らなくなった理由も。生徒会に入った理由も。
ここ、伏線の張り方が上手いなと思いました。
推理
小高まあなさん ×(藍間真珠さん)
擬音・「たぶん」「なんだ」他、漢字のひらき方で判断しました。B07と迷いましたが、台詞回しからこの方はこちらかなーと。

B04 ダンジョンマスター

感想
ビーさん黒いなあとか思いつつも、ダンジョン経営(?)についてすごく細やかに書かれてるので、最後の方はなるほどーと納得しながら読んじゃいました。これがいわゆるwin-winの関係ってやつですね。…いや、勝者は一人きりなのかな。
メモ
割とかっちりした文章を書かれる方。漢字率高いのに「ひん死」をひらくのは普段からそうなのかな…? シミュレーション的な視点がお上手なので、きっと理路整然とした作風の方じゃないかと思いました。
推理
みずきあかねさん ○
 「ため息」・地の文で心理描写の際に……を使用されているのでB01と迷いつつも、サイト内作品の描写で判断しました。地の文で設定を説明し、読者に嘘をつかない作風という点でもこちらかなと。

B05 聖女とロザリオ

感想
これは読了後にぐさっと来るタイプのお話だ…。こんな後になってから探しに来ても遅いよ、と思うのは現代人の感覚であって、それを信じている(信じていた)人達に言えるものではないですよね。この日誌を読んだ後世の方、怖かっただろうなあ。
メモ
三点リーダとダッシュを単体で使う方。改行の多さと合わせてフェイクなら相当手強そう。
推理
木菟みるくさん ×(彩真 創さん)
作風と三点リーダの単品使いから。でも一番の決め手は作風です。このブロックの他の参加者さんにはこういう作風の方がいらっしゃらないように思えたので。
参考文献
「濁心」「細く長い味わい」「携帯少女」

B06 クビをキレ

感想
予想外の展開で、ちょっとだけグロテスクなのにすっごく面白かったです。不思議な読後感のよさは潔さのお蔭なのかな。このキレのあるオチ、好きだなあ。文章も落ち着いていてかなり好みです。
メモ
なんとなく、この方の作品読んだことがあるような気がする…。
「涙ぼくろがきらきらと輝いていた」っていう表現は斬新。マリーさんをあえて美しい人として表現しない作風は、フェイクじゃなければかなり絞り込めそうな気がする。
推理
並木空さん ×(木菟みるくさん)
「読んだことがある」という直感だけで判断しました、すみません。あとこういうオチを書かれそうだと思う作家さんがほかに見当たらなくて…。文章の落ち着いた雰囲気は似てると思うんですが自信ないです。

B07 Luz del amor

感想
お名前が「ピジャヴィカ」さんだなんて直球ですね! あえて耽美方向に行かないで爽やかな恋物語に仕上げている印象がありました。愛さえあれば弱点なんて乗り越えられるんですね! 素敵!
メモ
台詞回しがライトなので、普段は西洋FTを書かない方なんじゃないかなと思ったりです。 あと「弱点乗り越えられる」って書きましたが誤読でした。いやそこは諦めないで幸せになってください…!
推理
彩芭つづりさん ○
B03と迷ったんですけど普段の作風、そして台詞回しから判断しました。恐らく恋愛もので来られるだろうという気がするんですよね。ひらがな多めの文章も判断材料の一つです。

B08 メガネ男子と虹の空

感想
眩しい恋のお話でした! 以前の覆面では、こういう作風は百パーセントフェイクだったんですけどどうかな…。医療系ミステリってバチスタくらいしか知らないけど眼鏡じゃなかったしな…と途中から違う推理に走ってしまいました。
メモ
苦み走ったクール系イケメン俳優(四十代)…そんな人が眼鏡なんて超見たい。回答出る時、ついでにどなたか教えてくれないかなあ。 行開きをこういうふうに使うのがフェイクじゃなければ結構特徴的な気がします。
推理
生駒美汐さん ○
作品の出だし、「〜なのな」という台詞、地の文の句読点の打ち方、台詞の後の心理描写から判断しました。男性像もなんとなくサイト作品と共通項があるように思えたので。

B09 秋風渡り、金木犀を濡らす(※年齢制限あり)

感想
なるほど、R15…! でも文章表現が上品なのでそれほどグロいという感じはしません。小物に至るまで描写が細かい作風の方。中盤、戦闘中の描写がヒントになりそう。
メモ
クオリティ高いですよね。多分、普段からめちゃくちゃ上手い方で、かつ和風を書き慣れてるか、下調べをしっかりするタイプの方ではないかと…。
推理
五十鈴スミレさん ×(並木空さん)
読点の打ち方と要所要所の漢字のひらき方から判断しました。特に文章の終わりの方で一旦読点を打つ、という書き方がすごくこの方っぽかったんです。あとは情景描写の緻密さから。

B10 龍呼舞

感想
ネタバレになるから言いにくいんですけどこういう設定大好きなんです。この、恋に落ちた相手に合わせて…っていうのが! そしてまさかの○○男子! この設定で長編読みたいですぜひ。
メモ
読点多め、というか文章のリズムが結構独特。文章は過剰に装飾しないあっさりめ。
推理
藍間真珠さん ×(五十鈴スミレさん)
溜息を「吐く」と書かれている点と、地の文で設定は説明しないところから。あとは動き、特に舞の描写からですが、実は最後まで残ったB02と迷いました…。
参考文献
「佳人薄明」「A LA DESTRUCTORA」

B11 祈跡満つ

感想
雰囲気のいいお話だなあと思ったんですがそれ以上に! サラァ可愛い! 商売の上手さとかツンデレっぷりとか思わずにやにやしちゃいました。設定も細かくて、それでいて説明が冗長じゃないのがすごいです。
メモ
文章かなり硬め。普段から「痩躯」とか「瘢痕」とか使いこなしてるタイプの人かもしれないです。あとサラァの口調可愛い。この作風書き慣れてる方なんじゃないかな。
推理
曽野十瓜さん ○
サラァの可愛さ、押しの強さはこの方の書かれる女の子っぽいなという気がして。あとは、ルビを打たれている方がBブロックにはほとんどいらっしゃらなかったので…。

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